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金銀花 No.26〜No.30

金銀花 No.26:女子力アップ漢方レッスン開催

夏休み開始に合わせたかのように、ポケモンGO の配信が始まりアッという間に社会現象になりつつありますが、危険や迷惑行為にも繋がることもありますし、若い世代や子供たちの体調不良の原因にならないかと懸念しています暑い日が続くとどこか涼しいところに逃げたくなりますが、山梨県は少し移動するだけで盆地とは打って変わったように涼しいところに行けますスマホに振り回されるより、ゲームより面白いと思われる清里のフィールドバレエも 始まりましたので、防寒具を持参して観劇に行きませんか?(チケットあります(^^)) きっとポケモンも観にきていると思います。

女子力アップ漢方レッスン開催

おかげさまで念願の本の出版も叶いました。いままで支えてくださったお客さまに感謝の意も込めて8 月21 日(日)に漢方レッスンを開催いたします。

今回のテーマは女子力アップ。健康ではつらつとした毎日を送るためのヒントやアドバイスをテーマにしています。「治療より予防。予防より養生」が重要です。日頃から何となく体調が気になる方や体力がないと感じる方はもちろんですが、健康を維持したい方もふるってご参加ください。

陳志清先生は日本における中医学の第一人者でいらっしゃいますが、年齢とともに変化する体調への養生法をとてもきれいな日本語で、わかりやすく丁寧に解説してくださいます。飯田善彦さんは生薬や漢方薬の原典に詳しく、動物や草木が薬になった経緯や歴史とともに完成されてきた生薬の興味深い裏話とともに健康で美しい「美人」になる秘訣をお願いしていますのでご期待ください。

私は「医食同源」という立場から、毎日の食事に隠された「旬」の味の意味や、性格や体質別に、季節の食や生活養生のお話をしたいと考えています。会場のラザホールは甲斐双葉ラザウオークの2 階にあり、お買い物にも便利です。お盆明けのひとときを、楽しくご一緒にリラックスしていただけるよう準備を進めています。先日ムック本の「漢方・中医学がわかる本」が発売されました。参加者全員にご用意しておりますので、どうぞこの本も毎日の生活にご活用ください。

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金銀花 No.27:子供たちに影響する給食について

今夏は台風に翻弄され、地球の気象条件が激しく変化していることを実感させられました。次世代の子供たちに負の状況を残したくないと思いますが、便利さや欲望を捨てられない現状があり難しいことです。8 月21 日の漢方レッスンには大勢の方々のご参加をいただきました。感謝申し上げます。おかげさまで「赤ちゃんは待っていた」も重版できるようです。感謝を込めてご報告させていただくとともに、これからも新鮮で魅力ある情報を発信できるよう頑張りたいと思います。

子供たちに影響する給食について

最近、食物アレルギーの子供さんのご相談が増えています。妊娠中から出産後、離乳食から始まり大人と同じ食事ができるまで、お母さんの食事も含めて個人的にアドバイスしてきましたが、子供が保育園や幼稚園、小学校へと進学するにつれてアレルギーを起こすことが増えていると感じます。

うどんだけだったら反応を起こさないがパンも一緒に食べると症状が出る。牛乳も半分だったらいいけど1 本飲むとだめ。など。 現場の調理員さんの苦労も大変で、お玉や包丁などの調理器具から食器まですべて確実に分けないとなりません。

1クラスに除去食が1食でも調理の手間は同様にかかりますし、検食分も作る必要があります。給食費に差をつけることはできませんから、今後問題になるかもしれません。そこで、いっそのこと全員が除去食で昼食を摂るというのはいかがでしょうか。除去食も必要な栄養素は充分に摂れるように考えられていますから、栄養的に偏っているということはなく、アレルギーのない子がアレルギーのある子と同じ食事にしても問題はないのです。

乳製品、卵、小麦を含む食品は家庭でも摂取しやすいです。朝食でパンやヨーグルトに卵。昼食にも麺などの小麦製品に牛乳では、アレルギーを誘発しやすい食品の摂り過ぎになることも考えられます。全員同じ食事であれば現場の栄養士の先生や調理をする方々の負担も軽減できますし、給食費への負担もエピペンを使う心配も、不安もストレスもなくなります。自分では名案だと思うのですが・・・?

さて、そろそろ秋の花粉症の季節が来ています。ブタクサなどイネ科の植物にアレルギー反応を起こす方も増えています。予防には「衛益顆粒」やしつこい咳には「平喘顆粒」などが効果的です。 環境変化に対応できる強いからだを作りましょう。

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金銀花 No.28:からだの内部から口臭予防

立春も過ぎ、これから雨水、啓蟄を迎えます。空から降るものが雪から雨に変わり氷が溶けて水になり、土中で冬ごもり している虫も、大地が暖まり春の訪れを感じて穴から出てくる頃です。進学や就職などで生活環境も大きく変わる時期ですが、春といえばアレルギーの季節でもあります。最近は花粉だけでなく環境汚染も加わり症状も鼻炎のほかに皮膚炎や喘息を起こすこともあります。突然発症する人もいますので油断できません。アレルギー対策グッズもたくさん販売されていますが、なかなか決め手になるものがありません。生活習慣を調えて体調管理をしていきましょう。

からだの内部から口臭予防

どんなに外見をお手入れをしても口臭があっては台無しです。口臭こそ、内面からのケアが必要。中医学的なタイプ別の口臭対策で、体の中からの「美」を手に入れましょう。口臭の原因のひとつに虫歯や歯周病、咽頭炎や口内炎といった口腔内で起こる障害があります。食後の歯磨きやうがいは口臭予防の一つとしてとても大事なことです。ただ、舌の苔こそ口臭の元凶とばかりに苔取りに必死になり、真っ赤になった舌を健康的だと勘違いしている人もいますが、苔の取り過ぎは味覚障害をきたしますのでくれぐれも注意してください。口臭の原因には消化器や呼吸器の不調が関係するものもあります。胃に入った飲食物は本来すべて小腸に運ばれますが、この機能が逆転し、本来降りていくはずの「濁気」が上昇すると「口臭」となります。

原因に応じた対策を!

< 胃熱気逆(いねつきぎゃく)> 口内炎が出る、便秘がち、口が渇く、ゲップがでる。舌の色が赤い
・おすすめの漢方薬:黄連解毒湯、五行草茶、大黄甘草湯など

<胃腸食滞(いちょうしょくたい)> 食べ過ぎ、お腹が張る、ゲップが出る、おならが臭い。舌の苔が厚い
・おすすめの漢方薬:晶三仙、半夏瀉心湯、平胃散など

<胃寒湿滞(いかんしつたい)> 下痢をしやすい、胃もたれ、残便感、皮膚のトラブル。舌の色は淡く、苔が白くて厚い。歯の痕が残る
・おすすめの漢方薬:安中散、参苓白朮散、健脾散など

<肝鬱胃熱(かんうついねつ)> ストレスによって脾(消化器系)が弱り、唾液の分泌が減少。精神的な悩みを抱えている人に多いタイプ。イライラ、怒りっぽい、不眠、便秘、お腹が張る、ゲップ。咽喉がつまる。舌の先端が赤い
・おすすめの漢方薬:温胆湯、四逆散、逍遥丸、開気丸など

唾液は充分に出ていますか?

唾液は口腔内の殺菌自浄作用があり、口腔内の恒常性を維持しています。年令や体調不良で唾液の分泌が減るとこれらの機能が低下するために、口内にバクテリアが発生し口臭の元になります。また、唾液の減少は消化不良や食欲不振の原因にもなります。

口の渇きが気になったり、唾液が少なくなったと感じたら百潤露や麦味参、亀鹿仙で解決しましょう。

快眠体質で、心も体も健康に!

不規則になりがちな現代の生活では、ストレスや悩みを抱えることも多く、不眠に悩む人が増えています。」「夜中に何度も目が覚める」「早朝に起きてしまう」といった症状もすべて不眠症にあたります。

原因には、血の栄養を得て安定するため、さまざまな原因で心の血が不足すると精神が不安定になり、不眠の症状が現れるのです。

心脾顆粒

脾気を補い、脾(胃腸)の働きを 元気にし、心・血を養い、精神、 思考を安定させます。 滋養強壮の効果もあります。

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金銀花 No.29:不眠と寝汗について

わが家の小さな庭に自然発生した桜も満開になりました。最初はあらこんなところに桜があるわ。と思っていたのですが 年月が経ち、だんだん成長してきました。こんな小さな場所を好んで根を張ってくれたことに感動します。 自然の力はすごいですね。人間の力など自然には到底及ばないのですから、欲張らず譲り合う気持ちを持って国や民族同士が地球環境のために協力し合ってほしいものです。

不眠と寝汗について

春先は急激な気温の変化や嵐も起こりやすく、最近は花粉症やインフルエンザの流行も続きますのでのんびりと春霞や桜吹雪を楽しむことが難しくなってきました。体力が充実している人は温かくなって動きやすくなるので気持ちも前向きになる季節ですが、冬の間に体力を消耗してしまった人や普段から胃腸の弱い人は、仕事や進学など生活環境の変化を受けやすく疲れやストレスを大きく感じます。

ストレスは睡眠にも影響します。神経が興奮していてなかなか寝付けず、ようやく寝たと思ったら起床時間を過ぎてしまった。または夜中に何度も目が覚めて、もう少し寝ようと思って二度寝したら寝坊をしてしまった。というのが「春眠暁を覚えず」の本当の意味です。

日中、少し動いただけでも疲れて汗がじとじと出る場合や病気が長引き体力が低下した時に出る汗は自汗といいます。夜睡眠中に発汗し、目が覚めると止まるのは盗汗といいます。風邪が治りきらず嫌な汗が出たり寝汗が続くこともありますが、この場合は風邪が治れば汗も出なくなります。若くて元気で体力のある人が寝汗をかくことはまずありません。病気でもなく日中は元気に仕事もできるのに夜寝ると汗が出るのは、多くの場合「腎精不足」が原因です。

「腎」は中医学では生殖、ホルモン、代謝、免疫、自律神経などの機能のことを意味します。「腎」の力が不足してくると生命力が低下して、精力減退、免疫力低下、更年期障害、不眠、寝汗などの老化現象が現れます。若くても「腎虚」があると成長や記憶力などに影響が出ます。腎の働きを改善するには腎の働きを補います。

山薬(やまいも)、枸杞子(クコの実)、西洋人参などや、亀甲膠、鼈甲膠(カメ、すっぽんの甲羅エキス)が古来より重宝されてきました。老化予防をすることで心身を若々くし睡眠の質を改善しましょう。

春は心身のバランスが乱れやすい

心と体をしっかり養って春を元気に過ごしましょう。季節によって、かかりやすい病気や体調不良があるのは、わたしたちの体が自然の影響を受けているからです。新陳代謝も活発になり、体内の陽気も動き始めます。初春のころは体がこの変化ついていけず、頭がぼーっとしたり、だるさを感じたりすることもあります。

気になりませんか?  こんな状態…
・ 気持ちがふさいでしまう。
・ 緊張による下痢・便秘を繰り返す。
・ 貧血気味のせいか、めまいがする。

気を巡らせ、血を補い、胃腸の働きも整えながら

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金銀花 No.30:腸内フローラ

今年も半年が過ぎそろそろ入梅の季節です。バラの花もきれいに咲きましたがあっという間に散り始めます。1ヶ月くらい楽しめると良いのに。と毎年思います。今年も我が家につばめがやってきました。つばめの巣は3ヶ所あって、いつも満室になりますが今年は2か所が空室で、何かあったのかしら。と心配です。年々、つばめの数も減少傾向で少子化が心配されています。フンの始末はちょっと大変ですが、白いくちばしで産毛がふわふわな雛を見ていると幸せな気持ちになります。もし、みなさんのところで巣作りを始めたらどうぞ見守ってあげてください。

腸内フローラ

以前から腸内環境の重要性を認識していましたが、予想以上に腸の働きは多種多様で、そのひとの人生にも大きな影響力を持っています。人が腸内細菌を育てているのではなく、腸内細菌が人を生かしているというのが現実です。最近の分析技術の向上で、人の中にどのくらいの生物が住んでいるかを推測できるようになり、その結果人間のからだの共生細菌数は約1200種でそのうち60%が腸内細菌であることがわかったのです。

人は無菌状態で産まれますが人生最初に細菌を受け取る場所が産道です。お母さんのからだは出産近くなると腸内の乳酸桿菌を樹状細胞という免疫を司る細胞の働きで産道に移していきます。赤ちゃんは産道を通りながら、母乳のタンパク質を分解するための準備として、口からこの細菌を身体に入れていきます。

帝王切開で誕生した赤ちゃんはこのチャンスはないのですが、母乳中にもその時期に合わせた細菌がたくさん含まれているので安心してください。赤ちゃんが産道や母乳から受け取る腸内細菌は100%母親の系統ということになります。

また、希少菌といわれる細菌は、たまさか口に入った菌のことで、お散歩や山や海、公園などでたまたま出会う細菌のことですが、腸内には約100兆個もいるということです。

コマーシャルで「きれいにきれいに」と繰り返される、界面活性剤(洗剤)や消毒剤はあまり使わないほうが細菌のために良いと思います。過剰にきれいにするより、腸内細菌の量を増やし消化能力を高めて健康になりましょう。

からだの細菌の割合は悪玉菌1:善玉菌2:日和見菌7がベストです。悪い奴も少し必要なのです。これからお外が楽しい季節になりますから、おとなも子供も赤ちゃんも自然の中に日和見菌を探しに出かけましょう。おなかの細菌には「晶三仙」がおすすめです。丈夫なお腹を作りましょう。

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NEWS

実力薬局100選・2部門で受賞

[NEW] 2024年度実力薬局100選において「漢方相談薬局部門」「不妊・子宝部門」を受賞しました。

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桂子先生が、漢方をわかりやすく解説している漢方通信です。

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