夏ばて
もうすでに夏ばてになってしまった人、夏ばてを予防したい人では対処の方法が違う
私が住んでいるのは韮崎という、山梨県の北部地域の小さな市で、甲府まで電車で15分のところです。甲府は全国的にも夏の高温では有名なところで、いつも全国で 1、2位を独占しています。韮崎は甲府ほどではありませんが、市内ではやはりかなり暑くなります。しかし以前は夜になると気温が下がって、都会のように熱帯夜で 苦しむということはあまりなかったのですが、ここ数年は寝苦しい夜があります。
韮崎から車で20~30分ほど郊外へ行きますと、八ヶ岳山麓です。 最近は清里、大泉、小淵沢などリゾートとしても人気がありますが、さすがにここま で行くと別天地です。昼でも涼しく夜は上着が1枚必要なくらいです。 夏のあいだはいろいろなイベントも多いですから、エアコンの室外機からの熱風やア スファルト、コンクリートの熱から解放されたくなったら、ぜひ八ヶ岳山麓の涼気を受けに来てください。
さて本題の夏ばてですが、もうすでに夏ばてになってしまった人、夏ばてを予防したい人では対処の方法が違いますのでここで紹介しましょう。
もともと体力のないタイプのひとが睡眠不足や熱さで“元気”不足になり、疲労倦怠感、動悸、息切れ、声に力がないなどの症状があるときには、補中益気湯や二陳湯 などがよいです。
暑くなると思っただけで貧血状態になり、食欲もなくなり動けなくなってしまう人がいます。大汗をかいた後虚脱状態になったり、ビアガーデンでグイグイやった後、おなかをこわして体力を落としてしまったり・・・と、夏ばてになる理由も様々です。食欲がないからといってアイスクリームやそうめんなど冷たくて口当たりの良いものばかり食べていては体力がつきません。だからといってうなぎや焼き肉を食べろ、ということでもありません。
消化器の働きがにぶっているときに脂っこくて、味の濃いものは受け付けませんから、消化のよい、ミネラルが豊富に含まれている食事をとりましょう。腸内で活発に働いてくれる細菌を増やすことも必要ですから、納豆やみそ汁、夏野菜のなす、きゅうり、豆類、冬瓜、かぼちゃなどいろいろな野菜をだし煮にした物などがよいでしょう。 果物、ヨーグルトなども酵素をいっぱい含んでいるので積極的にとると良いのですが、冷やしすぎた物は逆効果 です。
冷蔵庫に入っていた果物などは食べる30分前には庫外へ出しておくと良いです。また果 物は冷やしすぎると甘さが半減してしまいます。 ぬるいぐらいのほうが味も、酵素活性もよいのです。
アイスクリームやジュースは極 力控えてください。食欲のないときは無理に食べようとあせらずに少しづつ、ちょこちょこ喰いをするのも良いでしょう。バナナはおすすめです。消化も栄養も両方兼ねているので積極的に利用しましょう。値段も安いですしね・・・最近ではスーパーなどでも低農薬のバナナが店頭にありますので農薬やポストハーベストが気になる方にも O.Kです。
屋外労働やスポーツなどで汗をいっぱいかいた後、虚脱状態になったり、熱中症になった場合ですが、熱中症になどになってしまって、意識が遠いとか朦朧としているときはのんきに漢方薬などと言ってはいられません。
すぐに救急車を呼んで、救急車が来るあいだに胸を楽にするようにシャツのボタンをはずし冷たいタオルで首の動脈や足の付け根の動脈、脇の下を冷やしながら、病院に運び補益の点滴を受けなければなりません。
熱中症の予防や汗などで失った体液を補給し、体力をつけるには麦味参顆粒がもっとも適しています。血液中の水分が汗などで排泄され、補充できないままで長時間いると、血液はますます粘度を増し、血栓ができやすくなりひいては心筋梗塞や脳梗塞などの循環器疾患を引き起こしやすくなります。
麦味参はからだの体液を増し、心筋に栄養をあたえ、脱水を予防します。野球、サッカー、ゴルフ、ランニングなどどんなスポーツでもスポーツドリンクのつもりで前後に麦味参を一杯の水で飲むことにより、バテを防いでおまけに成績アップ !ですよ。
最後に体力づけにおおいに飲み、おおいに食らった後、こんなはずではなかったというケースですが、夏ばて知らずのようなひとでも冷たい飲み物や、食事などで胃腸の働きが落ちていたり、高温で本人が考えている以上に体力を消耗していたりしているときに、「さあ!今夜は盛り上がるぞー」などと、暴飲暴食をしてしまうと腹痛地獄にいってしまいます。たくさん食べたり飲んだりすることが体力増強になるわけではないことを自覚しましょう。
こんな時には勝湿顆粒がおすすめです。胃腸に溜まった湿気と熱気をすみやかに取り去り、滅入った気持ちを健やかにします。下痢だけでなく、吐き気も伴うときには五苓散をのんでいただきます。浮腫やだるさが強い場合も勝湿顆粒がぴったりです。夏のあいだは麦味参と勝湿顆粒を常備しておくと良いと思います。
どんな場合でも、補助的にイーパオをおすすめします。イーパオは食用蟻製品です。蟻などと聞くと「えっっ!?」「なに、それ」といわれ そうですが、蟻は中国伝承の滋養品として、3000年の歴史があります。 食品の蟻はミネラルがバランス良く豊富に含まれています。タンパク質やアミノ酸、亜鉛やマグネシウムなどの微量 元素も含まれていますので、疲労回復を目的とする栄養補助食品として最適なのです。夏ばてのように、汗や陽気とともに様々なミネラルが体外に出てしまう場合にはイー パオをお供にしてください。